ナメクジさんの防除適期は「秋」と「春」です！

◇ナメクジさん駆除への通り道◇

毎年、梅雨時になると目立ってくるナメクジさん、春は小さいのがぽつぽつと出没。

「まっ、これくらいならいいか…」と見て見ぬふり。

初夏の梅雨時は靴で踏みそうになる密度で徘徊。

「う～ん、ちと気持ち悪いが、がまんがまん…」となんとかスルー。

梅雨明け後の夏はフルサイズのナメクジさんが広範囲に拡散。

「…ぼちぼち限界、いっちょ駆除するか！」とナメクジ駆除剤を準備。

いざナメクジ駆除剤を処理する頃には豪雨に台風と悪天候の連続に…。

満を持して処理してもすぐに流れて効果なし…。


おおむねこれが一般的なナメクジさん駆除への通り道です。

ナメクジさんをやたら見かける時に限って、悪天候の連続に駆除作業を阻まれます。

結局、いつまでも駆除できないままナメクジさんは悠々自適に出没を繰り返すのでした…。

このように、タイミングを逃すと意気消沈して駆除できず、繁殖を許してしまいます。

ナメクジさんの駆除は次世代の発生を絶つのがポイント

ナメクジさん、雨の多い梅雨時から真夏にかけて増えているように感じますが、実は繁殖期は10月以降の「秋」と翌年4月以降の「春」です。

ナメクジさんは11月頃と翌年5月頃に卵から孵り、春～夏にかけて生育、秋に性成熟して大人になります。

秋または翌春、ナメクジさんは落ち葉の下や石の下などに1回に20～60個、生涯で200個以上の卵を産みます。

ナメクジさんの寿命はおおむね1年間、1年に1回のみ世代交代します。

ナメクジさんの防除適期は、この繁殖期である「秋」と「春」。

特に目立って見られない「秋」と「春」にこそナメクジ駆除剤を散粒しておくことで、その後に出没するナメクジさんを大幅に減らすことができるのです。

ナメクジさんの駆除は、次世代の発生を絶つのがポイントです。