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紅葉シーズンが到来! ナメクジさんの防除適期も到来です。
あまり知られていませんが、落ち葉の降り積もるこれからの季節がナメクジさんの防除適期です。
夜温が10℃を下回り、日の長さが12時間より短くなる11月中旬~12月中旬頃までと、翌年2月下旬~3月下旬にかけてナメクジさんは卵を産みます(地域によって前後します)。
短日低温条件下で性成熟して産卵するのですが、あまりにも寒いと身体が動かないので産卵できません・・・。
そんなナメクジさんの産卵を阻止すべく、まずは庭の植栽の手入れと落ち葉の除去から始めましょう。
ナメクジさんにとって住みにくい環境をつくることが最も持続可能な対策となります。
紅葉狩りのついでにナメクジ狩りも一緒に済ませましょう。
ナメクジさんは人々が紅葉狩りにいそしむかたわらでせっせと次世代のナメクジさんを産み落としています。
その数、お母さんナメクジ1匹でなんと200卵以上にもなります・・・。
毎年、春~夏にかけてナメクジさんをたくさん見かけるのは、これが大きな原因だったのです。
ナメクジさんは地面に降り積もった落ち葉の下や石の下に卵を産みます。
このため庭木の下に堆積した落ち葉を取り除くことはナメクジさん対策としてとても効果的なのです。
環境にやさしく安全にナメクジさんを駆除できるナメクジキラーF
我が家ではナメクジキラーFを11月上旬~12月上旬にかけて2週間に1度を目安に計3回、庭の発生源と思わしき植栽土壌にむけて散粒しています。
2週間に1度という頻度は多いように感じるかもしれませんが、それは有効成分の「リン酸第二鉄」が環境中で分解消失しやすく長持ちしないためです。
分解消失が早いからこそ安全性が高いので、少々の手間を掛けてでもそうしています。
この季節はそもそもナメクジさんを見かけないので、「これって意味あるんかな?」と思ってしまいますが、翌年の春以降のナメクジさんの数が少なくなるので続けています。
ナメクジさんの出没に悩んでいる方は、ぜひ、タニサケの「ナメクジキラーF」をお試しください。
なお、ナメクジキラーFは1平方メートルあたりに5gをできる限り均等に広げて散粒するのがポイントです。
節分の豆まきの様に、粒が拡がるように撒いてください。
飲食店さまの厨房に出没するナメクジさんを駆除する場合の使い方
飲食店さまの厨房において残渣排水路(グレーチング)や勝手口などからナメクジさんが侵入してお困りの事例が見受けられます。
しかしながら、厨房は常に水浸しであることが多く、ナメクジキラーFを床面に撒いてもすぐに水とともに流れてしまいます・・・。
当然ながらこれではナメクジさんを退治できません。
このような環境でナメクジさんを駆除する場合は、盛り塩に使う小さなお皿にナメクジキラーFを盛り、厨房内の什器の下など水を被らない場所に配置してください。
これで常に水濡れした厨房内においてもナメクジさんを安全に退治できます。
有効成分の「リン酸第二鉄」は魚やエビなどの水産生物に影響が小さく、環境中における分解も早く、ヒトや動物にやさしい選択毒性に優れた化合物です。 どうぞ、ナメクジキラーFを秋のナメクジ対策にご活用ください。
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