8月初旬～お盆までは吸血性のアブ・ブユ・ヌカカの襲来にご用心！

お盆休みに海や山間部の避暑地で過ごす方へ

猛暑のピークを迎える8月初旬からお盆までの2週間は、皮膚を咬んで吸血するアブ・ブユ・ヌカカの襲来にご注意ください。

毎年、この半月間だけはどんなに暑くても長袖・長ズボン・帽子・長靴下・手袋を着用して肌の露出を徹底的に避けることをお勧めします。併せて熱中症対策も万全に。

蚊は針状の管を刺して吸血しますが、これらの虫は、皮膚を切り裂いたり、噛み切ったりして、その時ににじみ出る血をなめる、という何とも嫌な吸血方法です。その際に傷口に付着した唾液がアレルギー反応を引き起こし、猛烈なかゆみと腫れが後から襲ってきます。また刺されたばかりの傷口は、ちょっと目立つ丸い点や、不定形の赤いシミのような感じになります。

アブは体長10~20㎜の大型の虫で、飛んでくればすぐわかります。また刺された（咬まれた）時に鋭い痛みがあるので、すぐ気づきます。朝・夕に活発に活動し、日中の活動は鈍いので、ジョギングや散歩の際には気を付けてください。

ブユは体長3~5㎜程度の大きさです。渓流や公園・畑の草むらに潜んでいて、知らぬ間に襲われます。吸血中の痛みはほとんどなく、後のかゆみと赤い斑点で気づくことが多いです。個人差はありますが、蚊に刺された場合よりもひどい痒みが次の日から1週間以上続きますので非常に厄介です。またその痒みで患部をかきむしり、そこが化膿するという2次被害もあります。個人的な経験ですが、刺されたらできるだけ早く、42～3度の熱めのお湯で1分ほど患部を洗いながら軽く絞ることで、予後はだいぶ楽になります。この虫もまた朝夕活発で、日中は鈍いですが、曇りや雨後などの湿気があり気温が低い場合は一日中活発に活動します。ちなみに、目の周りをしつこく飛び回るブユに似た虫もいますが、こちらはハエ科のクロメマトイで、吸血はしません。

ヌカカは1~3㎜の非常に小さい虫で、網戸を通り抜けてしまいますし、肉眼では動くゴマのようにしか見えません。干拓地や磯の近く、またはキャンプ場などでみられるようです。海のない岐阜ではあまり見かけません。その小ささのため、網戸をすり抜け、さらに着衣の下に潜り込んで刺すため、「スケベ虫」ともいわれています。夏場、朝起きた時に着衣しているのにかゆい斑点ができている場合、ダニか、このヌカカが原因と思われます。こちらも強烈なかゆみが後から襲ってきます。あまりにもひどい痒みの場合は、医者でステロイドを処方してもらいましょう。

特に山間部の渓流域に多発生するイヨシロオビアブは集団で執拗に襲ってくるため、肌を物理的に塞いで襲来に耐えるより他ありません。

また、このアブは衣類の黒い部分に群がる（周りより温度の高い場所を狙う）習性があるため、顔や腕を覆う衣類が黒いと余計に襲撃を受けることになります。よって、ハイキングやキャンプ、渓流釣りなどを楽しむ際の服装は、パステルカラーなど爽やかな明るい色彩のものを選択されることを強くお勧めします。

フェイスカバーやアームカバーのおすすめの色は、ホワイト，ピンク，ライトブルー，ライトグレー，ベージュです。イエローはカメムシやアブラムシの好む色のためおすすめできません…。黒や紺はアブの餌食となりますので厳禁です。

扇子（せんす）や団扇（うちわ）を持ち歩こう！

風情を感じさせる扇子や団扇は、この時季のアブ・ブユ・ヌカカの迎撃に活用できます。

パタパタ扇ぎながら来襲する虫を片っ端から撃ち落として吸血被害を回避しましょう。

扇子や団扇も黒や紺などの暗色は厳禁です。明るい爽やかな色彩を選んでください。

アブ・ブユ・ヌカカは① 体温 ② 体臭 ③ 呼吸の3つの誘引源を頼りに獲物を探しています。

扇子や団扇を活用して発汗と体臭と呼吸を抑えつつ襲撃に備えてください。

制汗スプレーや速乾性の肌着の併用もこれら誘引源の軽減に役立ちます。

天然由来成分の虫よけスプレー「ナチュラルハーブバリア」もお忘れなく！

上記の通り、物理的な防御と誘引源の軽減に加えて必須アイテムとなるのが虫よけスプレーです。

直接、肌に付けずとも虫よけ効果を発揮するものは巷に様々存在していますが、安心して活用できるものって見極めが難しいですよね…。

タニサケのナチュラルハーブバリアなら衣服の素材に影響するエタノールを含まず、皮膚刺激性も低く、安心してご利用いただけます。

長袖・長ズボン・帽子・長靴下・手袋・フェイスカバー・アームカバー・扇子、そして極めつけのナチュラルハーブバリアの完全防備でお盆休みのアブ・ブユ・ヌカカの襲撃を回避しましょう！