真冬なのに窓ガラスに飛来する小さな羽虫って何者？

猛暑の夏を乗り越えたかと思いきや、今度は大寒波。

近年の極端な気象には恐怖さえも覚えます…。

3月に入り開花の遅れていた梅の花も咲き揃い、間もなく桜のつぼみが膨らみます。

口がない！蚊の仲間だけど血も涙も吸えない・・・

真冬の間に気付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

極寒の中、窓ガラスに飛来する無数の小さな羽虫に…。

その多くはユスリカという非吸血性の蚊の仲間。

ユスリカさんの口器は退化しており、成虫になってからは餌も食べず、子孫を残すためだけに僅か数日間の成虫寿命を全うします。

長所よりも短所の方が目立つユスリカさん

彼らの生まれ故郷は、水溜まり、池、水田、側溝など、流れの少ない水域です。コップ1杯の水たまりさえあれば育つので、農村・都会、どこでも大量発生します。また金魚や亀の餌として売られている「赤虫」はユスリカさんの幼虫です。

ユスリカさんは、実はヒトの生活と密接な関係にある昆虫なんです。汚れた水に強く、富栄養化の進んだドブ川や汚れた河川、汚れた池沼などにも住めるため、水質の汚れ具合の指標となっています。

とは言え、窓ガラスや外壁に大量に飛来して静止する様は不快の一言に尽きるため、たとえ環境指標昆虫という有益性を持っていたとしても嫌われ者であることに変わりません。

また、ユスリカさんはアレルギーの原因物質としても悪名高く、ゴキブリアレルギーやダニアレルギーなどと同様、ユスリカアレルギーという独立した名称の存在するアレルゲンです。

調査によると^＊、アレルギー性鼻炎の患者さんの5人に一人は陽性反応を示し、また若い人が陽性率は高いそうです。原因は乾燥した死骸が粉塵化し空気中に漂うためです。花粉症に似た症状から、ひどいときは喘息にまで発展することもあります。

ユスリカは光に寄って来る習性があるため、窓のサッシ周りや、室内灯のシーリングライトの上や中に死骸がたまりやすくなっています。アレルギー症状の出やすい春本番前に、こまめなお掃除をお勧めします。

残念ながら長所よりも短所の方が目立ってしまうユスリカさんなのでした。

^＊川崎医科大学耳鼻咽喉科におけるアレルギー性鼻炎の現況（第1報・第2報）から引用

ユスリカさんの飛来対策には紫外線カットフィルムがおすすめ

照明に引き寄せられて家に入ってくる、そんなユスリカさんにお困りの方へ朗報です。

いつも窓ガラスにくっついているため窓が開けられない！、洗濯物が外に干せない！とお困りの際には、窓ガラスに紫外線カットフィルムを部屋の内側から貼ってみてください。

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最近は透明でありながらしっかり紫外線カットできる優れものが多く出回っているので、安心して活用できます。

ホームセンターの自動車用品コーナーや工作資材コーナーなどで販売されています。

ユスリカさんの飛来を抜本的に解決したい方や興味のある方はぜひ探してみてください。

シュッとひと吹きで寄せ付けない虫よけミストスプレーとは？

窓ガラスに既に遮熱シートが貼ってある場合やガラスの表面がサンドブラスト加工されているなど平滑でない場合は、虫よけミストスプレーがおすすめです。

タニサケのナチュラルハーブバリアなら窓ガラスに飛来するユスリカさんなどの羽虫をシュッとひと吹きで寄せ付けません。

柑橘系の爽やかな香りで羽虫の恐怖に怯える心もいくぶんか和らぎます。

ナチュラルハーブバリアはお子さんの健康に影響を及ぼすとされるディート不使用。

それだけでなくアルコールも含まないので服に使う場合もゴアテックスなどの機能性素材にも安心です。

こだわりの天然原料で構成された気合いの一品！まさに逸品です！！