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タニサケの コラム

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ねずみ駆除に必要な知識 ① まず敵を知る!

ネズミ

■ネズミの種類によって対策方法が全く違う!

ねずみはサルモネラ症やレプトスピラ症など病原体や、イエダニなど外部寄生虫を媒介し、

さらには変電所の短絡事故や住宅の火災の原因となるなど様々な被害を引き起こします。

これらの被害を引き起こすねずみはおもに3種。

クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種は、“ 家ねずみ ”と呼ばれています。

この3種、それぞれ個性が違うため、駆除方法もだいぶ異なります。ちゃんと駆除するためには、どのねずみが悪さをしているのか見極めなくてはいけません。

“ 家ねずみ ”は大きさや生態が異なりますが一見すると判別できない時があるため、種を特定する際には糞の形と大きさや足跡、食害痕などを確認して総合的に判断します。

また、特に幼獣は判別が困難で、同定ミスは対策ミスにつながるため慎重を要します。

■ドブネズミ~警戒心も薄く貪欲で何でも食べる

ドブネズミの画像

ドブネズミは体長20~25cmで体重150~550g、尾が太短く耳が小さいのが特徴です。

*一般的に、体長とは「頭からしっぽの根元まで」の長さを示します。

中央アジア、シベリア南東部原産で湿地性のため泳力に優れています。

水の豊富な環境を好み、都市部では下水道に多く見られます。

北海道を除く日本全国に自然分布し、ごみ置き場周辺の植込みの根元などに巣穴を掘って地中に営巣します。

屋内への侵入は排水溝、排水設備を経路とする場合が多く、水洗便器から這い出すこともあります。

警戒心は弱く、貪欲に何でも食べるため防除は比較的容易です。

■ クマネズミ~警戒心が強く防除困難!

クマネズミの画像

クマネズミは体長15~20cmで体重100~200g、頭部が平らで身体よりも尾が長く耳が大きいのが特徴です。

東南アジア原産で樹上性のため運動能力に優れています。

都市部の大型建築物では、ほぼクマネズミが占有しています。

北海道、東北、信越、北陸など寒冷地を除く日本全国に自然分布し、建物の壁体内や天井裏、家具や什器の隙間など屋内に営巣します。

壁や柱を登る垂直行動を得意とするため、屋内への侵入は屋根の隙間や電線の引き込み口など建物上部を経路とする場合が多いです。

ドブネズミやハツカネズミに比べて警戒心が著しく強いため防除は困難を極めます。

■ ハツカネズミ~小さくて警戒心も弱く、駆除は容易なほう

ハツカネズミの画像

ハツカネズミは体長5~10cmで体重10~20g、頭部が丸くて足が細く耳が大きいのが特徴です。

地中海沿岸~中国原産で地上性のため農地に多く見られます。

都会では港湾地域の倉庫に見られるほか、農村部に多く秋から冬にかけて農家や納屋に侵入します。

中山間地~平野部まで日本全国に広く自然分布し、田畑のあぜ道や河川敷の土中のほか屋内では家具や什器の隙間などに営巣します。

警戒心は弱く好奇心旺盛のため、粘着トラップにはかかりやすく防除は容易です。

株式会社タニサケでは上記3種の家ねずみを網羅するねずみ駆除剤を開発しています。

プロでなくとも安全に取り扱いのできるよう仕上げております。

ぜひ、タニサケのロングセラーのねずみ駆除剤をお試しください。