あなたの知らない
虫の世界をプロが教えます!
タニサケの コラム

毎月5日は虫コラム。あなたの知らない虫の世界をプロが教えちゃいます!

積雪の天気予報の際は、ねずみさんの侵入にご注意ください!

ネズミ

ねずみさんが住宅や倉庫などの建築物にもっとも侵入する季節、それは晩秋~初冬にかけてのまさに「今」です。

天気予報で「明日は積雪となるでしょう」と発表された日の晩は特に要注意です。

住宅に侵入する家ねずみさん(ドブネズミ, クマネズミ, ハツカネズミ)の3種のうち、ドブネズミを除いて寒さに弱く、夏のあいだ野外で暮らしていたねずみさんが寒波の到来や積雪の気配を察知して暖かい建物内へと避難します。

毎年、ねずみさんの侵入被害に遭うという方は、改めてこれまでに封鎖した侵入口や防鼠金網の脱落などが無いかなど総点検されることをおすすめします。

ドブネズミやクマネズミの大型の個体は力があるため、ビス留めしていない防鼠金網などは器用に取り外してしまいます・・・。

ねずみさんの侵入に備えてねずみ駆除剤を配置しよう。

農機具庫や納屋、シャッターガレージなど地続き(バリアフリー構造)の建物にはドブネズミやハツカネズミが侵入します。

至近距離に常に水の流れる水路があったり、街路樹の並木道などがあったりする場合はドブネズミの侵入が多くなります。

特にそれらが無く、ひらけた丘や農地のそばではハツカネズミが侵入します。

ドブネズミとハツカネズミのどちらも基本的に地面を歩いて侵入するため、多くはシャッターの左右両端の僅かな隙間をくぐって侵入してきます。

あらかじめ目星をつけてねずみ粘着トラップを配置するのも一つの手段ですが、後処理に困るのと忘れて踏んでしまうなどなかなか面倒です・・・。

そこで手軽に設置できて簡単なのが、ねずみ駆除剤です。

雨の当たるシャッターのそばでも利用できるコロソブロック

通常、雨濡れする場所や水浸しになる場所で使うのが困難なねずみ駆除剤ですが、タニサケのコロソブロックは水に強いパラフィン(ろうそくの蝋)でねずみさんの大好物を固めているため、水濡れしやすい場所でも使用することができます。

シャッターの内側の左右両端に付属のビニル線を用いてブロックが地上3~5cmの高さに位置するよう吊り下げます。

ねずみさんはコロソブロックを両手で抱きかかえるようにして食べるので、ほんの少し地面から浮かすのがポイントです。こうすることで雨水に長時間濡れたままにならず品質が保たれ、駆除効果を発揮することができます。

家庭菜園やビニールハウスに侵入するねずみさんにはコロソ粒剤

ご存知ですか? 家庭菜園であっても農地と同じ「登録農薬」の使用が求められます。

殺虫剤や殺菌剤だけでなく、殺鼠剤も「登録農薬」である必要があるのです。

この「登録農薬」とは、農林水産省が定める農薬取締法により登録されたものです。

人畜毒性のみならず、環境毒性についても厳格な審査を経て登録されています。

ただし、ねずみ駆除剤は、ワンちゃんやネコちゃんの散歩道には配置しないようご注意ください。

家庭菜園や農地、ビニールハウス内に配置する際は、できればねずみさんの巣穴を見つけてその中へ、または、物陰に配置するなどしてペットの誤食事故にご配慮ください。

殺虫剤、殺菌剤、殺鼠剤のいずれも適切に使用してこそ安全性が担保されます。

かゆいところに手が届く、まごの手の様なタニサケのねずみ駆除剤。 ねずみさんの侵入でお困りの際には、ぜひ、お試しください。