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タニサケの コラム

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ダニ怖いで! 粉もんは冷蔵、室内対策にダニ捕り番長や~

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粉もん大好き、コナヒョウヒダニ! アナフィラキシーに注意やで

みんなで作って食べるとおいしい粉もん。お好み焼き、たこ焼き、イカ焼き、もんじゃ焼き、ホットケーキ、クレープなどに使う粉製品は、実はダニにとっても格好のえさになるんや。

粉製品で問題になりやすいダニの一つが、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)や。これが気づかんうちに増えることがあんねん。

粉の中でダニが増えても、見た目では分からへんことが多い。知らんまま調理して、一緒に食べてしまうおそれがあるんや。

ダニにアレルギーのある人が大量のダニアレルゲンを口から摂取すると、アナフィラキシーを起こすことがある。これが、いわゆる「パンケーキ症候群(経口ダニアナフィラキシー)」や。

せやから、小麦粉、薄力粉、強力粉、片栗粉、お好み焼き粉、ホットケーキミックスなどは、開封後の管理が大事やねん。とくに、うま味成分やたんぱく質などを含むミックス粉は注意してや。

粉もんは、開封したらなるべく早よ使い切るんが基本やで

お好み焼き粉やホットケーキミックスなどは、でんぷんやたんぱく質、うま味成分などを含み、ダニが増えやすいとされてる。薄力粉より、お好み焼き粉のほうがダニの増加が早い傾向を示した報告もあるんや※1。

理想は、開封後なるべく早めに使い切ることや。大容量を長く置いとくより、使う量に合うサイズを選ぶほうが安心やで。

実際、開封後に密封せず、室温で6か月以上置いていたお好み焼き粉を使い、食べている最中から喉の違和感や呼吸困難などが出て救急搬送された症例が報告されてる。その粉からは、顕微鏡で1g当たり200匹、簡易検査では1g当たり350匹相当を超えるコナヒョウヒダニが確認されたんや※1。

ただし、粉1g中のダニの数だけで、アナフィラキシーが起こるかどうかを一律には判断でけへん。感作の程度や、その人の反応のしきい値によっても変わるからや。

せやけど、見えへんから大丈夫とは言えへん。長いこと常温で置いた開封済みの粉は、使わんほうが安全やで。

まずは、開封後なるべく早よ使い切る。これ、しっかり覚えといてや!

加熱だけでは防げへん! 密閉・冷蔵・早めの使い切りが大事やで

料理として中心までしっかり火を通すんは、食中毒予防のために大切や。けど、ダニアレルゲンは熱に強く、加熱してもアレルギー症状を防げるとは限らへん。実際、高温で揚げたドーナツや天ぷらでも発症例が報告されてるんや※1・2。

使い切れずに余ったミックス粉は、袋の口をきちんと閉じ、さらに密閉できる容器や食品保存用袋に入れて、冷蔵庫で保存してや。商品の表示に保存方法が書いてある場合は、それに従うんやで※2。

冷蔵保存はダニの繁殖を抑えるのに効果的や。ただし、冷蔵庫に入れたから何か月でも大丈夫、というわけやない。冷蔵保存してても、なるべく早めに使い切ってや※2。

みんなで粉もんを作って食べるときは、保存方法と開封した日をよう確認して、安全に楽しんでや~!

症状が出たら迷わず119番! 自己注射薬は医師に相談やで

パンケーキ症候群の報告例をまとめた研究では、比較的若い人に多く、女性が多い傾向が示されてる※1。ただし、年齢や性別にかかわらず注意は必要やで。

報告例の多くでは、ぜん息やアレルギー性鼻炎などの既往があり、コナヒョウヒダニだけやのうて、室内に多いヤケヒョウヒダニなどのダニやハウスダストにも感作されてたとされる※1。コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニの主なアレルゲンには共通する部分があり、両方に反応することもあるんや※5。せやから、ダニアレルギーのある人は、とくに気ぃつけてや。

粉もんを食べたあと、息苦しさ、喉の締めつけ、全身のじんましん、繰り返す嘔吐、ぐったりするなどの症状が急に出たら、すぐ119番や。アドレナリン自己注射薬(エピペンなど)は、独り暮らしかどうかで決まるもんやなく、アナフィラキシーの既往がある人や発症リスクの高い人に、医師が必要性を判断して処方する薬や。処方されてる人は指示どおり速やかに使い、使用後も必ず救急車を呼んで医療機関を受診してや※3・4。

パンケーキ症候群を防ぐには、粉の保存対策がいちばん大事や。それに加えて、こぼれた粉をそのままにせず、調理台や床をこまめに掃除して、室内のダニやハウスダストを減らす環境づくりもしてな。

せやから、粉の保存対策に加えて、ヤケヒョウヒダニなどがいる室内環境の対策も大切やで。ダニ捕り番長を製品表示に従って置いて、日頃から室内のダニを増やさん環境づくりに役立ててや。ただし、食品の中に入ったダニやダニアレルゲンを取り除く製品やないから、粉の「早めの使い切り・密閉・冷蔵」とは役割を分けて考えてな。

※本記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状や不安がある場合は、医療機関に相談してください。

参考文献・参考情報:

※1 鈴木慎太郎ほか「コナヒョウヒダニが混入したお好み焼きを経口摂取したことによるPancake Syndromeの1例―ダニアレルゲン簡易型検査キット有用性の検討―」昭和学士会誌、第78巻第3号、282-288頁、2018年。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshowaunivsoc/78/3/78_282/_pdf

※2 東京都保健医療局「開封後の粉製品に繁殖したダニによる即時型アレルギーがあると聞きました。本当ですか?」

https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/anzen/anzen/food_faq/sonota/sonota15

※3 アレルギーポータル(日本アレルギー学会)「アナフィラキシー」

https://allergyportal.jp/knowledge/anaphylaxis

※4 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「エピペン注射液 添付文書」

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/671450_2451402G2020_4_07

※5 近藤正敏ほか「ヒョウヒダニアレルゲンDer p 1/Der f 1測定高感度Enzyme-Linked Immunosorbent Assayの開発」アレルギー、第59巻第2号、2010年。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/59/2/59_KJ00006159569/_pdf