虫の世界をプロが教えます!
毎月5日は虫コラム。あなたの知らない虫の世界をプロが教えちゃいます!
爽やかな土地に暮らす爽やかな香りが嫌いな虫
行楽シーズン到来!吸血昆虫も飛来!
楽しみと引き換えに迫りくる猛烈な痒み、そうです、ブユです。
ブユ…地域によって呼び名が異なり、ブヨやブトまたはブイとも呼ばれます。
東西南北、人々に一応に知られていながら詳細はベールに包まれた謎の吸血昆虫、ブユ。
その全貌をお見せしましょう!と言いたいところですが、書くのも読むのもしんどくなりますのでざっくりとお話しいたします。
ブユは蚊の仲間で見た目はコバエ、足まわりや腕まわりをせわしなく飛び回る実に不快な羽虫です。水や空気の汚れた都会は好まず、光り輝く清流と空気の美味しい山間部を中心に棲息しています。
コバエの様な成虫は、シカやイノシシ、放牧された牛や馬など大型哺乳動物から吸血し、幼虫は清らかな小川や渓流の水草にくっついて藻類を食べて生活しています。
幼虫は清潔で繊細なのに、どうして成虫はそんな…なんでしょう。実に残念な虫です。
ブユには刺す口はなく、皮膚を切り裂く鋭い歯を持っています。
飛び回りながらふくらはぎに狙いを定め、いつのまにか付着したブユはすぐさま鋭い歯で皮膚を切り、にじみ出る血をペロペロと舐めるのです。
そんな姑息な手段で吸血するブユ、彼らもまた蚊と同様に傷口に麻酔薬を注入します。
これがその後いつまでも続く猛烈な痒みと赤斑(せきはん)の正体、ブユ固有の強力なアレルゲンです。
ブユに咬まれると患部がうっ血したように赤くなり、何も手につかないほどの猛烈な痒みが数日から数週間に渡って続きます。
患部を掻き破れば化膿し、強くつまんだりすればアザの様に赤斑が広がり、最悪の場合は黒ずんだ跡が残ります。
ブユはトコジラミ(南京虫)と並び、事後が大変な吸血昆虫なのです。
そんな厄介なブユですが、彼らには嫌いなものが存在します。
ブユはミントの香りが嫌いなんです。
爽やかな土地に暮らす虫なのに、爽やかな香りが嫌いなんです…。
…なんて我がままなんでしょう。
そしてそんなブユの嫌う爽やかな香りのする虫よけスプレー、それが「ナチュラルハーブバリア」です。
ブユが好んで吸血するふくらはぎや腕まわりを中心に、靴下や服の上からシュッとひと吹き。これでブユの吸血をいとも簡単に回避できます。
山間地のゴルフ場やキャンプ場、ハイキングや登山にぜひナチュラルハーブバリアをご利用ください。
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