虫の世界をプロが教えます!
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ムカデに噛まれたら
洗濯物を取り込んだ時や脱衣場で服を脱いだ時、スリッパや靴を履いた時、そして寝ている時など、ムカデに咬まれた経験のある方はご存じですよね。咬まれると激痛とともに形が変わるほど大きく腫れ、夜には脈打つような痛みに襲われて、私、どうなっちゃうの!と怖くてトラウマになってしまいます・・・。
暖かい春から夏にかけての初夏はとても気持ちのいい季節ですが、毎年、夏が来るのが怖い…そう、ムカデが出てくるからです。
そこで、怖い夏を克服すべくムカデに咬まれた時の対処方法に、とっておきの新事実が判明しました!
お湯でしっかり洗うと・・・あら不思議!
ムカデの毒は熱に弱いんです。毒成分の多くは熱で変性するタンパク質でできているので、咬まれてすぐにお湯(42℃以上できれば45℃のお湯)でしっかり洗うだけで、なんと!咬まれた後にくるあの大きな腫れやジンジンする痛みが和らぐんです。傷口を洗うことで雑菌が皮膚に入り込むのをある程度防ぐことができますし、毒成分も少しは洗い流すこともできます。
しっかり洗った後は氷水で患部を冷やして腫れをさらに抑えます。こうすることでムカデに咬まれた後の症状を最小限に抑えることができるんです。
私が実際に経験したことですが、ある時、外に干していたゴム手袋に手を入れると・・・電撃のような痛み!!カーッと広がる熱を指先に感じつつぼう然としていると、じわじわと迫る痛み。なんと手袋の中に、中程度のムカデがいたのです。すぐさまお湯をひねって、指先を流れるお湯につけました。最初のうちは熱くて痛い、という最低な状況ですが、1分ほどすると不思議に和らいできます。さらに2~3分ほど続けると、だいぶ痛みが治まりました。何もしないと、夜ぐらいにヒドイ痛みに襲われるのですが、ヒリヒリする程度で、次の日はほとんどの痛みは消えていました。
ただし、
人によっては痛みだけではなく、アレルギーによるアナフラキシーが起きることもあります。体調の変化に注意し、息苦しい、腫れが引かない、など、変調があればいつでも病院に行く、ということを念頭に置きましょう。また、熱すぎるお湯にも注意しましょう。
的確な対処方法を知るだけでも少しは安心できますよね!
でも、ほんとはムカデを一度も見ることがなく過ごしたいのですが・・・。
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