製品への想い

 当社の始まりは、「ゴキブリに困っている人の役に立ちたい」との想いからでした。
 タマネギ入りのホウ酸ダンゴを発明した創業者らが、レシピも作り方も公開し、さらには各地の婦人会などで無料で作り方を伝え歩きました。その時のホウ酸ダンゴの効果が反響を呼び、製品化を望む声に後押しされる形でタニサケを創業しました。
 製品化してからもお客様に喜ばれる製品づくりを第一に、すべての製品を人の手でしっかりと製造し、ひとつひとつ検査を行っています。

先も立ち、我も立ち（お客様の喜びが会社としての幸せを育てる）

 「儲かれば良い」というだけの製品開発は目指していません。
 自分の家族にも使ってほしい、と思える製品を提供することがお客様に喜んでいただき、そして長く信頼してご利用いただける結果になると考えています。
 ゴキブリキャップを発売して４０年近くなりますが、世代を超え、３０年以上使い続けているお客様も数多くいらっしゃる現状をたいへん誇りに思っています。

使う方たちに寄り添った製品作りを

 例えばゴキブリキャップは年に一回置くだけで、いやなゴキブリからの解放をお手伝いします。
 出現するたびにスプレー剤を持ってソワソワする必要もありませんし、予防として月に何回もスプレーする必要もありません。一度置けば１年間、勝手にゴキブリが寄ってきて退治されます。お掃除ロボットより手間なしで、使う方にベストな対策と考えています。
 また、置くタイプの駆除剤は、誘引剤の効力が続かなければ役に立ちません。ゴキブリキャップは１粒が約１０ｇ、約半分が有効成分で３分の１以上が誘引剤です。大きくて誘引剤たっぷりだから、開封してから１年間、確実に誘引して退治します。

いやな虫とはいえ…

 お客様が困っている虫を退治すること、が当社の主要な製品の目的です。
 とはいえ虫も、私たちと同様に命あるものです。仕方なく駆除されてしまった虫たちへの哀悼をささげるため、当社の敷地に鎮魂碑を建立し、毎年６月４日に虫供養祭を開催しています。

 本来、安心で快適な空間であるはずの室内で、虫対策に多くの方がお困りかと思います。そのような場所で使用する殺虫剤は、お子様など家族の方への影響をどうしても考えてしまうものです。
当社は、可能な限り天然成分を利用し、家族の憩いの場でも心配なく使用できる製品づくり、環境への影響に配慮した製品づくりを目指しています。

 ただ、天然だから毒性がない、というわけでもありません。
 そこで、例えばゴキブリキャップのように頑丈なケースで保護するなどして、お子様や高齢者が成分を誤食できない構造にしています。成分に触れる可能性のある製品は、可能な限り化粧品や食品用成分を使用し、アレルギーテスト等を行い、安全性に関して厳重に検査・管理をしています。

 また、虫と出会わなければ殺虫する必要もないので、虫を寄せ付けない忌避剤の開発にも注力しています。
 これまで、植物系の精油成分と食品・化粧品添加物を使用した室内で使えるムカデ忌避剤「ムカデンジャー」シリーズ、ディートなどの化学系忌避剤やエタノールを使用せず、７種類の天然精油由来の成分で飛翔昆虫からヤマビルまで強力な虫よけ効果を発揮する「ナチュラルハーブバリア」を開発してきました。