あなたの知らない
虫の世界をプロが教えます!
タニサケの コラム

毎月5日は虫コラム。あなたの知らない虫の世界をプロが教えちゃいます!

ねずみさんて 戸建・マンション・アパートのどこに出るの?種類は?

ネズミ

住宅の構造により、ねずみさんの出没頻度は異なるものの種類は概ねドブネズミとクマネズミの2種に絞られます。

ねずみの種類と侵入場所(戸建住宅の場合)

戸建住宅の場合で、布基礎(床下が土間)の場合はドブネズミが床下に侵入して地中に巣を作り、小屋裏や天井裏にはクマネズミが侵入して徘徊します。

ベタ基礎(床下がコンクリート)の場合はドブネズミの床下への営巣は生じませんが入母屋造など屋根の構造によってはクマネズミが侵入します。

在来軸組構法の木造建築では築年数の経過に伴う劣化や破損などによりねずみさんの侵入を許してしまう場合がありますが、工場組立のユニット構法や鉄骨プレハブ構法の住宅ではねずみさんの侵入する機会は少なく概ね安心と言えます。但し、別荘など長期に渡ってヒトの活動が見られず給排水管の使用も少ない住宅では、ドブネズミが下水道を介して排水管内を遡り、水洗トイレの便器から屋内へと侵入するなどします。

ねずみの種類と侵入場所(マンションの場合)

RC(鉄筋コンクリート)造やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造のマンションでは地下汚水ピットにドブネズミが侵入するほか、ゴミステーションに近い植栽の根元にドブネズミが営巣するなどします。また、たとえ高層階であってもクマネズミはエレベーターを介して移動するため階層を問わずねずみさんは出没します。

ねずみの種類と侵入場所(アパートの場合)

S(軽量鉄骨)造や木造のアパートの場合、築年数の経過した建物では床下が土間の布基礎である場合が多く、戸建住宅の布基礎と同様ドブネズミが床下に営巣するほか、クマネズミが小屋裏や天井裏に侵入して徘徊します。ベタ基礎であった場合も戸建住宅に同じです。

齧(かじ)ってなんぼのねずみさん

ねずみさんは強靭な歯をもっており、歯は私たちの爪と同様、自然に伸び続けるため定期的に削る必要があります。ねずみさんが木材や石膏ボード、電線など硬いものを齧るのはこのためで、これが齧歯類(げっしるい)と呼ばれる所以です。

積極的に硬いものを齧る習性をもつねずみさんは、総じて木造かつ築年数を経過した建物に侵入被害を生じやすくなります。

湿気の多い床下には水に強い「クマトロンブロック」を、天井裏には「チューモアS」をおすすめします。

床下や植栽にねずみさんの気配を感じたり、日没後に目の前を走り去る姿を見かけたりした時はドブネズミが近隣を徘徊しているかもしれません。そんな時は床下や基礎換気口の内側にタニサケの「クマトロンブロック」を設置してみてください。食いしん坊なドブネズミならすぐに見つけてむしゃむしゃ食べるはずです。

小屋裏や天井裏にはタニサケの「チューモアS」をお皿に盛って静かに配置してください。クマネズミは警戒心がとても強いため、喫煙後や飲酒後ならびに運動後の配置作業は厳禁です。臭気を感知して警戒し毒餌を食べてくれません。できればお風呂上りのクリーンな身体で、速やかに、そして静かに配置してください。

タニサケの知る人ぞ知るロングセラーのネズミ駆除剤を、ぜひ、お試しください。